▼ 山登りの楽しみ方 ▼

山に登ったことは無いけど、楽しいなら登ってみようかな。そう思った人はここを読むべし。

必要な持ちものから、あると便利なもの、山登りの注意事項などなど、初心者のための案内。

さあ、一緒に天空の世界に行こうか。

1.持ち物
何が必要かわからない?!でも、とりあえず、これだけあれば何とかなる!
万全の準備をするに越したことはないっ。

☆☆☆・・・必須。
☆☆・・・その人次第。
☆・・・あると便利かも。

アイテム 重要度 コメント
装備
トレッキングシューズ ☆☆☆ 山のレベルにもよる。慣れた登山靴ならなお良し。
ザック ☆☆☆ 日帰りなら25L、泊まりなら50L以上がおすすめ。
レインコート ☆☆☆ 必需品。
ザックカバー ☆☆☆ 雨・霧に必須。ビニール袋等で代用も。
ストック サポートに必要なら。
衣類
長袖・長ズボン ☆☆☆ 寒さ・日焼け・虫・ケガ等の対策。
着替え ☆☆☆ 快適に過ごすために。速乾や保温など機能性ものとか。
手袋 ☆☆☆ 手の保護。気温によって軍手〜厚手のものもまで。
帽子・ニット帽 ☆☆☆ 日除け・寒さ対策。
バンダナ ☆☆ 頭に巻いても首に巻いても。用途多様。
防寒具 ☆☆☆ フリース、ダウンジャケット、スノボーウェアなど。
ネックウォーマー ☆☆ 首まわりの保護。
タオル ☆☆☆ いろいろと使う。
食糧・調理器具
☆☆☆ 日帰りで最低2L。500ml×4の小分けだと便利。
お昼 ☆☆☆ 重要。
非常食 ☆☆☆ カロリーメイトなど。
おやつ ☆☆☆ エネルギー補給。動きながら食べられるものがいい。
ウィダーインゼリー ☆☆ 食欲がないときの栄養補給に。
味噌汁 お湯があれば。ホッとします。
ガス・携帯コンロ ☆☆ 調理に必須。お湯を沸かすなら。
カップ ☆☆ 水・お湯があるなら。
コッフェル ☆☆ 食器類のこと。自炊するなら。
道具
カメラ ☆☆☆ 交換用のバッテリーを忘れずに。
トイレットペーパー ☆☆☆ 水に溶けるので。
ヘッドランプ ☆☆☆ 日没・夜間・他何かと使う。
懐中電灯 ☆☆ ヘッドランプの代わりに。手がふさがるので△。
エマージェンシーシート ☆☆☆ 万が一のために。用途多様。ハンズで500円程度。
ライター ☆☆ 火は重要。
マッチ ライターで点かなくてもこれなら。
お風呂セット ☆☆☆ 下山後に温泉でも。
洗面用具 ☆☆☆ 泊まりでも下山後の温泉でも使う。
薬系
常備薬 ☆☆☆ 体調不良に必須。
絆創膏 ☆☆ ケガ対策。
ホッカイロ ☆☆ 寒さ対策。泊まりなら必須。
消毒液 ☆☆ ケガ対策。
日焼止め ☆☆ 日焼け対策。
正露丸 腹痛に効きます。
テーピング 何にでも使える。
その他
靴紐 ☆☆ もしものために。荷造りなどに利用して持っていく。
鈴・ベル ☆☆ 熊よけ。
電池 ☆☆ デジカメ他、電気機器用。
ウェットティッシュ 何かと便利。
ロープ 何かと便利。
GPS 位置・高度がわかるので面白い。
泊まり(テント泊)なら
テント ☆☆☆ 軽量なものがおすすめ。テント備品は分担して持つ。
寝袋・シュラフ ☆☆☆ 0℃まで使えるものだといつでも快適。
銀マット ☆☆ テント内に敷く。
雪山・残雪の山には
アイゼン ☆☆☆ 雪山なら必須。ちょっとの残雪には効果大。
ピッケル ☆☆☆ ここまで必要な登山にはそうそう行かない。

登山用品もいろんなものがあるので、一度くらいは専門店に足を運んでみたら?
楽しいものや便利なもの、「コレだ」ってものが見つかるかも。

2.注意事項
@無理をしない。

A行く山の情報を事前にチェック。登山ルート、地図、位置関係を覚えておく。

B行き先は身近な人に知らせておく。

C楽しむ気持ちを忘れない。

3.快適なテントライフ
山小屋泊まりのいいけれど、テントで自分たちだけの時間を過ごすのもまた山の楽しみ。
ちょっと考えるだけで快適なテントライフを送れる。

@いいテント設営地の選択。
平らなところ。デコボコや傾斜の無いところ。風の通り道は避ける。池や沼の近くは避ける。
トイレや水場に近すぎず遠すぎず。

Aテントの張り方。
風向きや周りの環境を考慮。テントの入り口は風下にする。景色が良い方向に入り口を向ける。仲間同士のテントの入り口を向かい合わせにする。ペグや石でフライシートをしっかり張る。

Bテント内の環境を整える。
隅にザックを置く。共用装備は決まった位置にまとめて置く。テント内で使うものは出しやすい場所に、翌日まで使わないものは奥へしまう。テント内でも装備はビニール袋などに入れて防水する。靴やストックはフライシートの中に入れる。雨ならテント内に入れる。すべては、テント内のスペース有効活用と作業をスムーズに進めるため。

C調理、食事の仕方。
テントの外で行うのが基本。テント内でのコンロ使用は酸欠や引火の危険あり。石をコンロや椅子がわりに使用。風が当たらない場所で行う。ゴミの処理。残飯は出さないようなメニューにする。食器はペーパーでふき取る。水洗いは極力しない。洗剤は使用厳禁。

D快適に寝る。
環境作りが大事。安眠は翌日の行動をラクにする。装備を整理し、寝る空間作り、睡眠中や起床時に使うものは枕元に置く。寝る方向を考える。傾斜がある場合は低い方を足にする。狭い場合は頭と足を交互にして並ぶ。ザックやマットを利用して平らな寝床を作る。マットなどを敷き詰めることで地面からの冷気を遮断する効果がある。

Eテントの片付け。
テント内である程度のパッキングを済ませる。雨の場合はテント内ですべて終わらせる。テントをひっくり返して中のゴミを出したり乾かしたりする。ポールは真ん中から折る。できるだけ汚れないようにたたむ。最後にゴミや忘れ物のチェック。

4.最後に
とは言っても、登山は自然相手。天候・状況・体調などなどケース・バイ・ケースです。
また一緒にいてもあくまで全て自己責任。いくら経験者と一緒でも、最低限の知識や常識を身につけ、
「自分の身は自分で守る」。「余裕があれば仲間の身も守る」。
一人がみんなのために、みんなが一人のために。ん?何かで聞いたことがあるフレーズだって?
まあ楽しく登れていれば、まず問題なし。無理せず、あの頂へ。さあ、山へ行こうか。

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